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G7首脳たちが記帳 芳名録レプリカ提供へ 広島市 無償で公共性ある団体に

 広島市は、5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、首脳たちが原爆資料館(中区)を見学後に記帳した芳名録のレプリカを団体に無償で提供する。核兵器廃絶を目指す催しなどで、平和へのメッセージを広げてもらう。

 芳名録は18枚。岸田文雄首相たちG7首脳と配偶者、電撃参加したウクライナのゼレンスキー大統領は1人1枚にメッセージをつづっている。韓国やインドなど拡大会合招待国の首脳と配偶者は署名のみを寄せている。

 レプリカはA4判で、地方自治体や公益法人、公共性のある団体が提供対象。特定の政党や宗教に関係がなく、平和活動などで一般公開するのを条件とする。営利目的の利用はできない。市ホームページに申請書があり、メールやファクスで受け付ける。レプリカは郵送で届ける。

 市平和推進課は「学校や町内会による平和活動での利用も可能。首脳たちの思いを多くの人に受け止めてもらいたい」としている。同課☎082(242)7831。(和多正憲)

(2023年9月15日朝刊掲載)

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