×

ニュース

広島サミットの成果つなげる 出国前に意気込み

 岸田文雄首相は19日、国連総会がある米ニューヨークへの出国前に「人間の安全保障や人間中心の国際協力といった日本ならではの考え方を国際社会に発信したい」と意気込みを述べた。

 官邸での報道陣の取材に「対立や分断ではなく、協調する国際社会をつくっていかないといけない」と強調。5月に広島市で開いた先進7カ国首脳会議(G7サミット)を踏まえ「広島サミットの成果をさらにつなげていく」と話した。

 イランやモンゴルの首脳と会談する考えを示し、訪米中のウクライナのゼレンスキー大統領とは「個別会談は想定していないが、立ち話はあるかもしれない」とした。

 内閣改造後に支持率が上向かない点には「一喜一憂するのではなく、先送りできない課題について結果を出すことによって国民の期待に応えていく」と話した。(中川雅晴)

(2023年9月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ