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平和大通りどう活用 緑地帯公園化へワークショップ

 広島市中心部の平和大通り緑地帯の公園化に向け、市は19日夜、利活用を考える市民参加型ワークショップの初会合を中区で開いた。にぎわいの創出と、快適な住環境を両立させるルール作りに意見を役立てる。

 沿線の町内会や商店街組合の代表者のほか、公募に応じた市民を含め21人が5班に分かれて議論。憩いの場として整備する緑地帯の活用を巡り、「朝市が楽しみ」「芸術作品の展示を」「木陰のベンチで休みたい」といった意見を自由に紙に書き出していった。札幌市など他市の広場の事例も参考にした。

 近くで飲食店を営む小笠原朱美さん(57)=中区=は「市民と観光客が交流できる場になればいい」と期待していた。

 市は通り約2・6キロの緑地帯を2023年度内に「平和大通り公園(仮称)」として都市公園に位置付ける。休憩所や民間のカフェを設け、26年度の整備完了を目指す。

 ワークショップは来年1月まで計3回開く。市観光政策部は「市民の意見を整備後の公園の運営に生かしたい」としている。(川上裕)

(2023年9月21日朝刊掲載)

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