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核禁会議に2人を派遣 日本被団協

 日本被団協は27日、米ニューヨークの国連本部で11~12月にある核兵器禁止条約の第2回締約国会議に、箕牧(みまき)智之代表委員(81)=広島県北広島町=と、木戸季市事務局長(83)=岐阜市=を派遣すると決めた。

 東京都内で開いた代表理事会で確認した。箕牧さんは、ウクライナに侵攻するロシアの核威嚇、中国や北朝鮮の軍備増強に危機感を示し、「核兵器廃絶を進めるため、ヒロシマの叫びを届ける」と強調。現地での被爆証言を予定する。条約に後ろ向きな日本政府に対しては「オブザーバー参加してほしい」と求めた。

 木戸さんは昨年6月にオーストリア・ウィーンであった第1回会議にも参加したが、発言の機会はなかった。「再び被爆者をつくるなという被団協の願いを訴えたい」と意気込んでいる。

(2023年9月28日朝刊掲載)

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