地図とスマホ手に自ら動く平和学習 修学旅行生ら体験
23年10月2日
被爆体験の継承に取り組む首都圏のウェブデザイナーたちが、紙とデジタルを組み合わせた平和学習ツール「ピースパズル」を使って平和記念公園(広島市中区)の慰霊碑や被爆建物をスタンプラリー式に巡る活動の体験会を開いた。兵庫県明石市から訪れた修学旅行の小学生が参加した。
同市大久保小6年の190人がグループに分かれ、地図とスマートフォンを手に巡った。米軍が原爆投下目標にした相生橋では、専用サイトに「原爆の後、電車は何日後に走った?」とのクイズが表示され3択から解答。正解を紙の教材に書き込み、サイト上で「デジタルスタンプ」を受け取った。藤堂結月さん(12)は「話し合いながら取り組むと、知りたいことが出てきた。調べたい」と話した。
広島市出身の久保田涼子さん(40)=東京都=が代表を務める「第三世代が考えるヒロシマ『』継ぐ展」実行委員会が企画した。約1年をかけ「ピースパズル」を製作。今回の体験会で把握した課題を踏まえて仕上げ、修学旅行生向けに2024年の運用開始を目指す。久保田さんは「受け身になりがちな平和学習を自ら動いて考える機会にしてほしい」と語った。(新山京子)
(2023年10月2日朝刊掲載)
同市大久保小6年の190人がグループに分かれ、地図とスマートフォンを手に巡った。米軍が原爆投下目標にした相生橋では、専用サイトに「原爆の後、電車は何日後に走った?」とのクイズが表示され3択から解答。正解を紙の教材に書き込み、サイト上で「デジタルスタンプ」を受け取った。藤堂結月さん(12)は「話し合いながら取り組むと、知りたいことが出てきた。調べたい」と話した。
広島市出身の久保田涼子さん(40)=東京都=が代表を務める「第三世代が考えるヒロシマ『』継ぐ展」実行委員会が企画した。約1年をかけ「ピースパズル」を製作。今回の体験会で把握した課題を踏まえて仕上げ、修学旅行生向けに2024年の運用開始を目指す。久保田さんは「受け身になりがちな平和学習を自ら動いて考える機会にしてほしい」と語った。(新山京子)
(2023年10月2日朝刊掲載)