コーヒーの産地「なぜ困窮」学ぶ 中区でワークショップ
23年10月1日
広島県ユニセフ協会は30日、コーヒー豆の生産過程やフェアトレード(公正な貿易)について学ぶワークショップを広島市中区で開いた。地球市民共育塾ひろしまの岡田祐一理事(66)が講師を務め、約30人が参加。適正な利益が得られず困窮する産地の実情に理解を深めた。
参加者は、クイズを通じてブラジルや東南アジアなどの産地の特徴を知った後、グループワークで接ぎ木から小売りまでの過程を写真や解説文を並び替えながら学んだ。岡田さんは「先進国の輸入業者の立場が強く、生産者は価格が高騰しても利益を得にくい。気候変動の影響も受けている」と持続的な経営が危ぶまれる現状を伝えた。
参加した廿日市市の介護士、班石一男さん(55)は「先進国との力関係を変える社会の動きが必要だ」と話した。
(2023年10月1日朝刊掲載)
参加者は、クイズを通じてブラジルや東南アジアなどの産地の特徴を知った後、グループワークで接ぎ木から小売りまでの過程を写真や解説文を並び替えながら学んだ。岡田さんは「先進国の輸入業者の立場が強く、生産者は価格が高騰しても利益を得にくい。気候変動の影響も受けている」と持続的な経営が危ぶまれる現状を伝えた。
参加した廿日市市の介護士、班石一男さん(55)は「先進国との力関係を変える社会の動きが必要だ」と話した。
(2023年10月1日朝刊掲載)