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メリトポリ 平和首長会議加盟へ ウクライナ南部 露が支配

 核兵器廃絶を目指す平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は29日、ウクライナ南部のメリトポリが10月1日付で加盟すると発表した。ロシアが昨年9月に一方的に併合を宣言したザポロジエ州にあり、占領下から逃れたイワン・フェドロフ市長名で申請があった。

 会議事務局によると、メリトポリはロシアが支配し、フェドロフ市長や職員は同州北部の別の都市で執務している。8月23日に申請書がメールで届き、担当者から「世界の都市と協力、連携を深めたい」と説明があったという。

 詳しい経緯について、首長会議事務局は「はっきりとは分からない」と説明。ウクライナからの加盟は7都市となり、昨年2月のロシアの侵攻後では2都市目になる。

 このほか、ネパールやドイツなど海外の計23都市が10月1日付で加わり、計166カ国・地域の8311都市になる。(宮野史康)

(2023年9月30日朝刊掲載)

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