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被爆前後の広島 VRで疑似体験 平和記念公園で学習ツアー

 平和記念公園(広島市中区)で仮想現実(VR)ゴーグルを装着し、被爆前後の広島を疑似体験するツアーが平和学習に活用されている。6日は修道中(中区)2年の274人が体験した。

 6班に分かれてガイドの引率で公園内を巡った。原爆ドームや元安橋付近でVRゴーグルを装着。被爆前の街並みや人々との暮らし、原爆投下の瞬間などを360度の映像と音声で学んだ。南園真輝さん(14)は「再現された被爆時の光景に胸が痛んだ。当時の人の気持ちにより近づけたと思う」と話した。

 ツアーは旅行会社たびまちゲート広島(同)が2021年に開始。22年秋からは研修や修学旅行などの団体利用も受け付けている。申し込み方法は同公園レストハウスのホームページに掲載している。(上田光)

(2023年10月7日朝刊掲載)

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