ノーベル平和賞にイラン女性活動家 「命顧みず第一線で行動」 被爆者や平和大使 功績たたえる
23年10月7日
ノーベル平和賞にイランの女性人権活動家ナルゲス・モハンマディさんが選ばれ、広島の被爆者や高校生平和大使たちは6日、功績をたたえ、連帯を示した。
「泥んこになって命を顧みず、世界の第一線で平和を訴え、行動している」。日本被団協代表委員で広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(81)は受賞に備えて待機していた広島市役所で記者会見し、獄中のモハンマディさんへ拍手を送った。戦後に被爆者が経験した差別や貧困を振り返り「核兵器と人権は切っても切れない」と核兵器のない世界の実現を唱えた。
会見には、国内外で核兵器廃絶を訴えてきた高校生平和大使たちも同席した。加計高芸北分校2年宇土未来さん(16)=北広島町=は、弾圧を恐れないモハンマディさんの活動ぶりに敬意を表し、「戦争や、人権が脅かされる環境では、女性、子どもは弱い立場になる。核兵器廃絶や平和を訴えたい」と話した。(宮野史康)
(2023年10月7日朝刊掲載)
「泥んこになって命を顧みず、世界の第一線で平和を訴え、行動している」。日本被団協代表委員で広島県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(81)は受賞に備えて待機していた広島市役所で記者会見し、獄中のモハンマディさんへ拍手を送った。戦後に被爆者が経験した差別や貧困を振り返り「核兵器と人権は切っても切れない」と核兵器のない世界の実現を唱えた。
会見には、国内外で核兵器廃絶を訴えてきた高校生平和大使たちも同席した。加計高芸北分校2年宇土未来さん(16)=北広島町=は、弾圧を恐れないモハンマディさんの活動ぶりに敬意を表し、「戦争や、人権が脅かされる環境では、女性、子どもは弱い立場になる。核兵器廃絶や平和を訴えたい」と話した。(宮野史康)
(2023年10月7日朝刊掲載)