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核兵器廃絶 被爆者へ決意 市長、舟入むつみ園訪問

■記者 川上裕

 広島市の秋葉忠利市長は15日、中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」(松若仁志夫園長)を訪れ、入園者を見舞った。

 5階ホールに集まった入園者72人を前に、秋葉市長は「みなさんの悲願である核兵器廃絶に向けがんばっている。いつまでも健康で、助言してください」とあいさつ。折見真人さん(77)と藤広チエ子さん(83)に見舞金と花束を手渡した。市長は「アオギリのうた」と「憧(あこが)れのハワイ航路」の2曲を一緒に合唱し、全員と握手した。

 秋葉市長は毎年夏と冬に原爆関連施設を訪問している。市内の三つの原爆特別養護ホームと広島赤十字・原爆病院(中区)も今月中に訪ねる。

(2009年7月16日朝刊掲載)

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