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広島サミットの円卓や写真パネル 平和公園内 常設展示へ

県民会議方針 施設整備 来春公開

 広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議が、広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)を振り返る常設の展示施設を中区の平和記念公園内に整備する方針を固めたことが11日、分かった。来年3月に完成させ、4月から一般公開する。

 複数の関係者によると、施設名はG7広島サミット記念コーナー(仮称)。原爆資料館東館の北側に110平方メートル程度のプレハブの建屋を設ける。各国首脳たちが記帳した芳名録のレプリカや首脳会議に使われた円卓、写真パネルなどの展示を予定している。整備費は5千万円。

 広島市が主体となって管理、運営し、県も一定の負担をする方向で検討する。G7サミットが次に日本で開かれる予定の2030年の12月末まで展示を続ける方向だ。

 県民会議はこれまでに期間限定の「回想展」を中区や廿日市市で開いており、広島市内で展示施設の常設も検討していた。(河野揚)

(2023年10月12日朝刊掲載)

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