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「サミット思い出す場に」 首相の妻裕子さんら 被爆桜を植樹

 広島市で5月にあった先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、各国首脳の配偶者が親交を深めた「パートナーズ・プログラム」の記念植樹が12日、中区のひろしまゲートパークであった。遊歩道「ピースプロムナード」沿いに、岸田文雄首相の妻裕子さんたちが被爆桜の苗木を植え付けた。

 裕子さんは「広島サミットを思い出し、平和への歩みを進める場所になってほしい」とあいさつ。松井一実市長、指定管理者の代表でNTT都市開発(東京)の辻上広志社長と共に、被爆したソメイヨシノを接ぎ木して育てた高さ約1・5メートルの苗木の根元にスコップで土をかけた。来春に開花する見通し。

 5月のプログラムには5人が参加。その際に広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議が植樹を提案し、賛同を得て準備してきた。説明板には5人の署名も刻んでいる。(川上裕)

(2023年10月13日朝刊掲載)

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