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オスプレイ飛行 低空訓練撤回を 廿日市市に住民要請

 廿日市市などの住民でつくる「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は17日、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練が同市を含む中国山地で展開される恐れがあるとして、同市に訓練に関する日米両政府の合意撤回を求める申し入れをした。

 菊間みどり共同代表(61)たち4人が市役所を訪れ、松本太郎市長宛ての要望書を担当者に手渡した=写真。要望書では米軍岩国基地(岩国市)から廿日市市の上空を通り、西中国山地の訓練空域「エリア567」などで実施される可能性が高いと指摘。「夜間の飛行訓練は極めて危険性が高く、事故が起きれば山林火災などで住民生活に大きな影響が及ぶ」としている。

 日米合同委員会は6月、沖縄県を除く日本の山岳地帯でオスプレイの訓練の高度制限を従来の500フィート(約150メートル)から200フィート(約60メートル)に緩めることで合意している。

(2023年10月18日朝刊掲載)

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