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　被爆２世の木元誠司さん（６３）＝広島市＝が母八恵子さん（８５）＝呉市＝の被爆体験について語る講演会が２８日、松江市の市民活動センターである。

　市民グループ「戦後史会議・松江」の主催。広島市が養成する「家族伝承者」を目指す誠司さんが、７歳で被爆した八恵子さんの体験や、「家族の被爆体験を伝えたい」と一念発起した理由などについて語る。同会の若槻真治さん（６６）は「世界情勢が不安定な中、戦争は私たちに無関係ではないことを知るきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

　松江市のフリーアナウンサー石原美和さんによる「はだしのゲン」の紙芝居の上演もある。午後１時半開場。参加費は５００円で、２０歳以下、車いす、介助者は無料。問い合わせは若槻さん☎０９０（８０６３）９６６４。

（２０２３年１０月２２日朝刊掲載）