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キャンパスリポーター発 平和公園でフィールドワーク サークル初の開催

広島文教大3年 庄野愛梨

 昨年発足した広島文教大(広島市安佐北区)の「平和サークル」が、平和記念公園(中区)で初めてのフィールドワークを開いた。同公園のガイドなどをしているNPO法人ピース・カルチャー・ビレッジ(PCV)のメンバーの案内で、園内を見学した。

 同サークルは「広島で暮らす大学時代に戦争や平和についてみんなで考え、平和活動を広めよう」と学生有志が設立。現在15人が所属している。

 この日はサークルの交流サイトを見て集まった学生を含む6人が参加。園内を回りながら、現在の公園は盛り土され被爆前より高い位置にあるとの説明などに耳を傾けた。原爆ドーム近くでは、ドームが被爆前に広島県産業奨励館と呼ばれ、コンベンションセンターの役割を果たしたとの話に聞き入っていた。

 教育学科3年の丸菜摘(なつみ)さん(21)は「原爆投下は他国の人も巻き込んだ惨事だったことを改めて知った。核兵器のない平和な世界の大切さを自分も伝えていきたい」と話していた。

(2023年10月22日朝刊掲載)

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