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若者が核廃絶発信へ抱負 広島知事に「ピース・キャラバン」

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)で高まった広島への関心や核兵器廃絶の機運を継続させようと、広島県が主導する官民組織「へいわ創造機構ひろしま(HOPe)」が日本の若者をG7各国へ派遣する「ピース・キャラバン」を始める。全国公募で選ばれた大学生や高校生たちが23日、県庁を訪れ、湯崎英彦知事に意気込みを話した。

 キャラバンでは30日~11月5日に英国とフランスへ、11月12~19日に米国とカナダへ、各5人が訪問。現地の学生とサミットの成果や核兵器問題などを議論する。

 このうち3人が県庁を訪れ、オンラインの5人とともに湯崎知事に面会した。広島叡智(えいち)学園高2年の黒瀬陽音(はるね)さん(17)は「高校生だからこそできることを探して頑張りたい」と抱負を語った。湯崎知事は「若者が地球規模の課題に意識を高めて、行動につなげてほしい」と激励した。

 11月29日~12月7日には別の若者がドイツ、イタリアを訪問する予定。(太田香)

(2023年10月24日朝刊掲載)

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