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G7参加者の芳名録など公開 サミット後の旅行客増見込み第1弾 原爆資料館 本社、来月1日から特別展

 広島市の平和文化月間に合わせ、中国新聞社は11月1日から、特別展「世界のまなざし―ヒロシマを訪れた人」を原爆資料館(中区)の東館地下1階で開く。5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)参加者や過去の著名人の芳名録などをまとめて紹介する。サミット後の旅行客増加を見込んだ事業の第1弾。市が共催し、資料館の夜間の開館時間を延ばす。

 特別展は12月25日までで、入場無料。G7やウクライナの首脳の芳名録のほか、米国のオバマ元大統領の折り鶴、ローマ教皇フランシスコの燭台(しょくだい)を並べる。マザー・テレサや旧ソ連のゴルバチョフ元大統領たちの資料館訪問時の写真もある。市は入館者の増加に備え、閉館時間を11月は午後7時まで、12月は午後6時まで1時間遅らせる。

 中国新聞社は、広島サミットや新型コロナウイルス対策の緩和を機に、国内外から誘客しようと「広島で学ぶ、感じる、考える」をテーマに事業を企画した。ほかに、被爆ピアノの夜間演奏会(11月3日、中区のレストハウス)▽被爆樹木巡り(11月3、18日、12月4、20日)▽クリスマスマーケット(12月15~25日、中区のひろしまゲートパーク)―を催す。

 問い合わせはソリューション推進チーム☎082(236)2342=平日のみ。(和多正憲)

(2023年10月25日朝刊掲載)

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