被爆地の歩み 調べに乗せ 平和文化月間スタート
23年11月1日
平和文化月間(11月)のオープニングイベントが10月30日夜、広島市中区の広島国際会議場であった。吹奏楽の荘厳な調べに乗せ、原爆投下から復興までの被爆地の歩みを映像で振り返った。
市民約200人が来場した。広島文化学園大(安佐南区)の学生たちの吹奏楽団が「破壊」「祈り・復興」などのテーマごとに4曲を演奏。背景のスクリーンには、きのこ雲やがれきの町並み、戦後に建った原爆資料館などの写真が時代を追って映し出された。
幕あいには、袋町小6年吉永志帆さん(11)=中区=と千田小6年景山倖大さん(12)=同=が、松井一実市長と一緒に案内役で登場し「破壊は静かに大切な故郷に迫ってくる」「怖く嫌な気持ちになりませんか」などと客席に語りかけた。
市は2021年から、毎年11月に平和関連行事を集中的に催している。上演後、吉永さんは「気持ちを込めて話した」。景山さんは「みんなが原爆について考えてほしい」と力を込めた。(頼金育美)
(2023年11月1日朝刊掲載)
市民約200人が来場した。広島文化学園大(安佐南区)の学生たちの吹奏楽団が「破壊」「祈り・復興」などのテーマごとに4曲を演奏。背景のスクリーンには、きのこ雲やがれきの町並み、戦後に建った原爆資料館などの写真が時代を追って映し出された。
幕あいには、袋町小6年吉永志帆さん(11)=中区=と千田小6年景山倖大さん(12)=同=が、松井一実市長と一緒に案内役で登場し「破壊は静かに大切な故郷に迫ってくる」「怖く嫌な気持ちになりませんか」などと客席に語りかけた。
市は2021年から、毎年11月に平和関連行事を集中的に催している。上演後、吉永さんは「気持ちを込めて話した」。景山さんは「みんなが原爆について考えてほしい」と力を込めた。(頼金育美)
(2023年11月1日朝刊掲載)