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労働運動に尽力 被爆者の歩みは 11日 中区で集い

 戦後の広島で労働運動を支えた吉田治平さん(2018年に95歳で死去)の足跡をたどる集いが11日午後1時半から、広島市中区の大手町平和ビルである。市原爆被害者の会の「先人を語る会」の一環。無料。

 吉田さんは原爆で家族を亡くし、自らも入市被爆した。戦後に中国新聞社に入り記者として働く傍ら、県労働組合協議会の事務局長を務めた。社を解雇された後、日雇い労働者の組合を結成し、失業対策事業を支えた。

 当日は吉田さんの知人が集まり、生涯を振り返る。事前申し込みが必要。市原爆被害者の会☎080(3884)3541(田中さん)。

(2023年11月2日朝刊掲載)

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