被爆樹木 惨禍の証人 中区でガイドツアー 「力強さ感じた」
23年11月4日
被爆樹木を見学して回る「被爆樹木めぐりガイドツアー」が3日、広島市中区であった。外国人9人を含む15人が参加。広島城周辺や平和記念公園を巡り、原爆の「もの言わぬ証人」について学んだ。(長久豪佑)
県被団協(佐久間邦彦理事長)の大中伸一事務局次長(73)が案内。中沢啓治さんの漫画「ユーカリの木の下で」の題材になった広島城のユーカリや、爆心地から約370メートルと最も近い市青少年センター前のシダレヤナギなど計8本を見学した。
被爆樹木の多くは、爆心地側の幹の成長が乏しいため爆心地の方角に傾き、通常の木より成長が遅い。大中さんは「被爆者の生きる希望になった」と強調した。米国出身の英語講師ジェームス・リスニーさん(35)=中区=は「被爆樹木の存在を初めて知り、力強さを感じた」と話した。
外国人たちを誘客する観光庁の事業として、中国新聞社が主催した。18日と12月4、20日にも開く。参加費3千円。日本人も参加できる。専用サイトのオンラインフォームから申し込む。問い合わせのメールアドレスtour@green-greetings.com
(2023年11月4日朝刊掲載)
県被団協(佐久間邦彦理事長)の大中伸一事務局次長(73)が案内。中沢啓治さんの漫画「ユーカリの木の下で」の題材になった広島城のユーカリや、爆心地から約370メートルと最も近い市青少年センター前のシダレヤナギなど計8本を見学した。
被爆樹木の多くは、爆心地側の幹の成長が乏しいため爆心地の方角に傾き、通常の木より成長が遅い。大中さんは「被爆者の生きる希望になった」と強調した。米国出身の英語講師ジェームス・リスニーさん(35)=中区=は「被爆樹木の存在を初めて知り、力強さを感じた」と話した。
外国人たちを誘客する観光庁の事業として、中国新聞社が主催した。18日と12月4、20日にも開く。参加費3千円。日本人も参加できる。専用サイトのオンラインフォームから申し込む。問い合わせのメールアドレスtour@green-greetings.com
(2023年11月4日朝刊掲載)