被爆ピアノ 平和の願い乗せ 広島 レストハウスで演奏会
23年11月4日
広島市中区の平和記念公園にある被爆建物レストハウスで3日夜、被爆ピアノの演奏会があった。地元の学生やピアニストたち7人が、19歳で被爆死した河本明子さんの遺品のピアノを演奏。平和への願いを乗せた音色に約80人が聞き入った。
ピアノは約100年前の米国製で、常設展示されている。東原中1年徳永真央さん(12)と広島城北高1年石井丈琉(たける)さん(16)は、明子さんが好きだったというショパンの楽曲を披露。エリザベト音楽大の学生やピアニスト小蔦寛二さん(36)たちが次々と名曲を奏でた。
中区の会社員渡部稔子さん(51)は「優しい音色に心が洗われた。紛争地にもピアノが流れる平和が訪れてほしい」と話した。市の平和文化月間に合わせ、中国新聞社が初めて企画した。(向井千夏)
(2023年11月4日朝刊掲載)
ピアノは約100年前の米国製で、常設展示されている。東原中1年徳永真央さん(12)と広島城北高1年石井丈琉(たける)さん(16)は、明子さんが好きだったというショパンの楽曲を披露。エリザベト音楽大の学生やピアニスト小蔦寛二さん(36)たちが次々と名曲を奏でた。
中区の会社員渡部稔子さん(51)は「優しい音色に心が洗われた。紛争地にもピアノが流れる平和が訪れてほしい」と話した。市の平和文化月間に合わせ、中国新聞社が初めて企画した。(向井千夏)
(2023年11月4日朝刊掲載)