×

ニュース

国連で核廃絶スピーチ 福山の高2永戸さん 市長に報告

 第26代の高校生平和大使として8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れた福山暁の星女子高2年の永戸ももさん(16)=福山市神辺町=が6日、市役所を訪れ、枝広直幹市長に活動を報告した。

 国連軍縮部でスピーチし、軍縮会議を傍聴した永戸さん。ウクライナ侵攻やガザ地区への攻撃を踏まえ、「私たち高校生が核兵器廃絶を世界に訴えられたのは重要なこと。多くの人の心を動かして平和の連鎖を起こしたい」などと話した。核兵器廃絶に向けて福山市での署名活動に力を入れる決意も述べた。

 永戸さんはウクライナ侵攻が始まった当初、故大林宣彦監督のドキュメンタリー映画を見て、未来を変えるには行動が大切と感じて大使へ応募したという。

 第26代の高校生平和大使は広島や長崎などの計22人。新型コロナウイルス禍で国連訪問が見送られてきた2020年以降に全国で集めた署名約62万5千筆分の目録を届けた。(益田里穂)

(2023年11月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ