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核禁条約会議へ 銅板折り鶴 市立広島工高生、渡米の箕牧氏に託す

 27日に米ニューヨークで開幕する核兵器禁止条約の第2回締約国会議を前に、広島市立広島工業高(南区)の生徒が7日、銅板で作った折り鶴2羽を渡米する県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(81)に託した。現地で活用してもらう。

 折り鶴は高さ約4センチ、幅約7センチ。機械科3年の有志が手がけ、班長の梶田珠有(しゅう)さん(17)と副班長の北野芽依さん(17)が代表して同校で手渡した。梶田さんは「核兵器や戦争のない世界への願いを届けて」、北野さんも「核兵器廃絶を前に進める雰囲気をつくりたい」と期待した。

 箕牧理事長は「美しく力強い。核兵器を禁止するための議論の場にふさわしい」と喜んだ。現地での被爆証言などで紹介し、核兵器廃絶への取り組みに熱心な参加国の大使に渡したいという。(宮野史康)

(2023年11月8日朝刊掲載)

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