G7サミット返礼 米大統領から手帳 対話の被爆者小倉さんに
23年11月11日
広島市内で5月にあった先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、参加国の首脳らと原爆資料館(中区)で対話した被爆者の小倉桂子さん(86)に、バイデン米大統領から返礼品の手帳が届いた。小倉さんは「これから会う人たちの芳名録にしたい」と喜ぶ。
手帳は縦16センチ、横11センチ。黒革の表紙に米大統領の紋章、裏面にはバイデン氏の署名が刻印されている。「G7広島サミットでの多大なる協力に感謝します」との手紙も同封されていた。今月6日、東京の米国大使館から小倉さん宛てに原爆資料館へ届いたという。
小倉さんは「もう年だから証言活動をやめようと思ったが『まだやりなさい』ということかな」と話す。手帳には、被爆地を訪れた人たちに「平和のメッセージ」を書き込んでもらうという。(川上裕)
(2023年11月11日朝刊掲載)
手帳は縦16センチ、横11センチ。黒革の表紙に米大統領の紋章、裏面にはバイデン氏の署名が刻印されている。「G7広島サミットでの多大なる協力に感謝します」との手紙も同封されていた。今月6日、東京の米国大使館から小倉さん宛てに原爆資料館へ届いたという。
小倉さんは「もう年だから証言活動をやめようと思ったが『まだやりなさい』ということかな」と話す。手帳には、被爆地を訪れた人たちに「平和のメッセージ」を書き込んでもらうという。(川上裕)
(2023年11月11日朝刊掲載)