「争いのない世界実現を」 ピース・ナイトで若者が宣言
23年11月19日
若者が平和のメッセージを発信する集い「ピース・ナイト・ヒロシマ」が18日、広島市中区の平和記念公園であった。県内の中高生や大学生たちでつくる実行委員会が企画し、「私たちの平和宣言」で平和への思いを広げる決意を表明した。
日没後の原爆慰霊碑前にキャンドルを並べ、スクリーンには被爆直後の市街地などの映像を約5分間流した。広島大付属高1年谷村咲蕾(さくら)さん(15)は「私たちは形の違うパズルのピース。互いを認め合ってつながり、争いのない世界を実現しよう」と宣言文を発表。松井一実市長に手渡した。
夜の静かな公園内の雰囲気を生かして平和を考える集いは4回目。市の募集などで13~27歳の22人が実行委をつくり、8月から準備してきた。この日はマンドリンの演奏もあり、居合わせた約50人が聴き入った。
映像の編集を担当した叡啓大2年小原崇聖(たかまさ)さん(20)は、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻などを念頭に「海外の人にも見てもらえる映像を目指した。戦争は絶えないが、話し合いでより良い未来をつくりたい」と話していた。(川上裕)
(2023年11月19日朝刊掲載)
日没後の原爆慰霊碑前にキャンドルを並べ、スクリーンには被爆直後の市街地などの映像を約5分間流した。広島大付属高1年谷村咲蕾(さくら)さん(15)は「私たちは形の違うパズルのピース。互いを認め合ってつながり、争いのない世界を実現しよう」と宣言文を発表。松井一実市長に手渡した。
夜の静かな公園内の雰囲気を生かして平和を考える集いは4回目。市の募集などで13~27歳の22人が実行委をつくり、8月から準備してきた。この日はマンドリンの演奏もあり、居合わせた約50人が聴き入った。
映像の編集を担当した叡啓大2年小原崇聖(たかまさ)さん(20)は、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻などを念頭に「海外の人にも見てもらえる映像を目指した。戦争は絶えないが、話し合いでより良い未来をつくりたい」と話していた。(川上裕)
(2023年11月19日朝刊掲載)