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　第２３回中国新聞みんなの新聞コンクール（中国新聞社、広島国際文化財団主催）の表彰式が１９日、広島市中区の中国新聞ホールであった。平和や環境問題を取り上げた４部門５３点の特別賞の受賞者に賞状が贈られた。

　「ジュニア新聞」部門で最優秀賞だった広島大付属中３年川本芽花さん（１５）＝東区＝は、平和記念公園（中区）などで外国人に聞き取りをした平和や原爆についての捉え方をまとめ、核兵器保有の賛否両論を紹介した。式で岡畠鉄也社長から賞状を受け取り、「違いを認め合えば平和が実現できる。今後も海外の人と交流し、視野を広げたい」とあいさつした。

　今回は、新聞感想文、新聞切り抜き作品、ファミリー新聞を含む４部門に中国地方の小中学、高校生から計９４１９点の応募があった。５月に市であった先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）や気候変動をテーマにした力作がそろい、最優秀賞を含む特別賞と入選、佳作に計４５０点が選ばれた。熱心に取り組んだ小中高を表彰する学校賞は広島県の６校が受賞した。（堅次亮平）

（２０２３年１１月２０日朝刊掲載）