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核禁止条約会議に参加へ 湯崎知事発表 本年度の海外出張8回目

 広島県の湯崎英彦知事は21日の記者会見で、米ニューヨークで27日に始まる核兵器禁止条約の第2回締約国会議に参加すると発表した。事業費は963万円で、本年度の海外出張は8回目。現地で県主催のサイドイベントなどを予定する。

 26日に日本を出発し、27日はカザフスタン・キリバス主催のイベントなどに参加。29日は県主催のイベントで持続可能性と核兵器の関係性についてパネル討議をする。12月1日に帰国する。

 飛行機はビジネスクラスを使い、県職員たち5人も同行する。本年度の海外出張は過去5年で最多になっており、事業費は計5千万円を超える見通し。県議会の一部からは「費用対効果」に疑問の声も出ている。

 湯崎知事は「厳しい核兵器を巡る情勢の中で、平和の連帯を深めていくことは非常に重要だ」と参加の意義を強調した。日本政府が会議へオブザーバー参加しないことには「残念だ」と述べた。会議には広島市の松井一実市長も参加する。(河野揚)

(2023年11月22日朝刊掲載)

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