×

ニュース

G7サミット記念展示 常設施設の開設 5月19日に延期 入札不調で県民会議

 広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議は28日、広島市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)を振り返る常設展示施設の開設を当初予定の来年4月から5月19日に延期すると発表した。建設業の人手不足の影響で建屋設置の一般競争入札が不調となったため。

 県民会議は10月、建屋設置に関する入札を公告した。事業者が中区の平和記念公園内に111平方メートルのプレハブを建て、県民会議に貸し出す内容。1事業者が参加の意向を示したが、今月1日の入札前に辞退したという。

 工事完了日が来年3月20日で、年度末の建設業の繁忙期と重なったのが不調の理由という。県民会議は工事完了日を来年5月10日にずらし、再入札する。

 施設名は「G7広島サミット記念コーナー(仮称)」。2030年の12月末まで、各国首脳たちが記帳した芳名録のレプリカや首脳会議で使われた円卓などの展示を予定している。

(2023年11月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ