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市民団体も停止求める 岩国や廿日市

 岩国市の市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は30日、安全が確認されるまで飛行停止を求める要請書を米国のエマニュエル駐日大使に送った。

 要請書は「事故はエンジンから火を噴き墜落する衝撃的なもの」と指摘。オスプレイは岩国基地に頻繁に飛来するとした上で「周辺住民は大きな不安を抱いている」と強調している。

 オスプレイは8月にオーストラリアで墜落し3人が死亡するなど事故が相次ぐ。久米慶典顧問は「事故原因が究明され、安全対策が講じられるまで飛行は止めるべきだ」と話している。

 また、岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会(廿日市市)も、米軍に飛行停止を求めるよう訴える要請書を首相官邸と外務省、防衛省にファクスした。「構造上重大な欠陥がある危険な機体が人の上を飛行することは決して許されない」と指摘し、自衛隊によるオスプレイの飛行の停止も求めている。

(2023年12月1日朝刊掲載)

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