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オスプレイ 飛行停止を 事故受け岩国の2団体 米軍・国への要求 市に訴え

 鹿児島県・屋久島沖で米空軍のオスプレイが墜落した事故を受け、岩国市の二つの市民団体が4日、原因が究明されるまでオスプレイの飛行停止を米軍と国に求めるよう市に要請した。

 瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワークは「米軍岩国基地は海兵隊や空軍のオスプレイの中継基地になり、市民は不安を抱いている」と指摘。事故原因が分かり再発防止策が取られるまで飛行停止を求めるべきだと訴えた。穴水辰雄・基地政策担当部長は「オスプレイは他の機体より事故率が高いと認識している。県と協議し、飛行停止を求めることも検討する」と答えた。

 住民投票を力にする会は、オスプレイの岩国基地への飛来目的を国に問うよう求め「基地の使用は機能強化に当たり認められない」と主張。市内で11月に米軍人による3件の事件が発覚したことに触れ「市と国、基地などでつくる岩国日米協議会を開き、市民の不安を伝えるべきだ」とした。(黒川雅弘)

(2023年12月5日朝刊掲載)

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