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世界遺産化27年 不戦の誓い新た 原爆ドーム前で集会

 原爆ドーム(広島市中区)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されて27年となり、記念集会が7日、ドーム前であった。連合広島や被爆者団体など12団体でつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議が開き、約60人が参加。ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻が続く中、不戦の誓いを新たにした。

 県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(81)たち各団体の代表者が花輪を手向け、全員で黙とうした。県原水禁の金子哲夫代表委員(75)は「核の存在は人類の危機。負の遺産として登録の意味をかみしめたい」と話した。

(2023年12月8日朝刊掲載)

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