×

ニュース

カザフスタンと核被害の連帯を あす 中区で講演など

 旧ソ連で最大の核実験場があったカザフスタンの被害者支援を続ける広島の市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)」は9日午後1時半から、広島市中区の原爆資料館メモリアルホールで活動報告会を開く。

 今年8月末に交流や医療支援のため同国を訪ねた6人が発表。現地で開いた原爆写真パネル展の様子や、放射線被曝(ひばく)などに関する国際会議への出席について報告する。

 在日カザフスタン大使館のクルマンセイト・バトルハン公使参事官が特別講演。旧セミパラチンスクで1949~89年に繰り返された核実験の被害と、核兵器禁止条約に批准した同国の取り組みを語る。

 ヒロセミの佐々木桂一世話人代表は「核被害を伝え続けるためにも連帯が必要。同国に残る被害の爪痕を知ってほしい」と参加を呼びかける。無料。☎090(6416)5035。

(2023年12月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ