×

ニュース

ガザ戦闘「今すぐ止めて」 開始2ヵ月 原爆ドーム前で集会

 イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始から2カ月を数えた7日、戦闘終結を求める集いが広島市中区の原爆ドーム前であった。ガザ側の死者は既に1万6千人を超える。大学生や勤め帰りの会社員ら約30人が参加し「今すぐ止めよう」と訴えた。

 市民グループ「広島パレスチナともしび連帯共同体」が主催した。ユダヤ系米国人で広島市立大大学院生のレベッカマリア・ゴールドシュミットさん(36)=安佐南区=が「パレスチナへのおぞましい攻撃を終結させなければならない」と力を込めた。

 この日はユダヤ教の行事「ハヌカ」(7~15日)の初日。「ガザに自由を」―。日本語や英語などさまざまな言語で書かれたメッセージを前に参加者はキャンドルを囲み、ハヌカで振る舞われる伝統的な菓子などを分け合った。

 イスラエル軍とハマスは1日に戦闘を再開。イスラエル軍はガザ北部に続き南部にも地上侵攻し、ガザ全域が戦闘地域となった。 (小林可奈)

(2023年12月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ