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G7首脳が植樹 被爆桜に説明板 平和公園で県民会議

 広島市で5月にあった先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、首脳たちが平和記念公園(中区)に植樹した「被爆桜2世」の説明板が21日、現地に設置された。

 広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議が呉市産の花こう岩の台座(高さ140センチ、幅71センチ)を据え、陶製の説明板を張り付けた。原爆慰霊碑の前で並ぶ首脳たち9人の写真とともに「平和への願いを込めて植樹した」と紹介。全員の名前や、市役所にある被爆樹木のソメイヨシノから接ぎ木して育てた経緯を日英両語で記す。

 桜はサミット初日の5月19日に慰霊碑西側の緑地に植えられた。高さ約1・2メートルで、竹の柵で囲われている。公園を訪れた福山市の会社役員男性(58)は「来年の春に花が咲けばいいですね」と見入っていた。(川上裕)

(2023年12月22日朝刊掲載)

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