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ウクライナ家族に心和むXマスを 三次 広島のボランティア訪問

 クリスマスの25日、戦地ウクライナから三次市へ避難しているイリーナ・ブワイロさん(38)一家の元にサンタクロースがやって来た。ロシアの侵攻が始まって2年が近づく中、広島市のボランティアメンバーが昨年に続き母国を思う家族に心和むひとときを届けた。

 白ひげと赤い衣装のサンタが夕方に到着。長男アレクサンドルさん(14)と長女ズラータちゃん(5)、次女ポリーナちゃん(2)たちが笑顔でケーキや絵本、日本語ドリルなどを受け取った。

 サンタ役は、NPO法人チャリティーサンタ広島支部の渉外担当平田富樹さん(71)=広島市安佐南区。昨年の夏と冬以来の再会に「大きくなったね。戦争が早く終わることを祈っています」と語りかけた。

 一家は昨年4月、ウクライナ東部ドネツク州から三次在住のいとこオクサナ・ヤシチェンコさん(48)を頼って避難。イリーナさんと夫ディミトルさん(39)は「子どもたちもサンタを待ち望んでいた」と喜び「一日も早く平和が訪れてほしい」と願った。(林淳一郎)

(2023年12月26日朝刊掲載)

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