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サミット終え「心に残る一年」 広島県内官公庁で仕事納め

 広島県内の多くの官公庁は28日、2023年の仕事納めを迎えた。5月に広島市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催支援を担った広島サミット県民会議事務局も一年の仕事を締めくくった。

 広島市中区の広島商工会議所ビル内の事務局には県と市の職員7人が出勤。サミット開催を記念する常設展示施設の24年5月の開設に向けた準備などに当たった。垰田宜宏次長は「歴史的なサミットに携わり、心に残る一年になった」と振り返った。ピーク時に72人体制だった事務局は現在12人になっており、24年度中に解散する見通し。

 広島市役所では松井一実市長が全職員向けにメッセージを出した。サミットの成果を「緊迫した世界情勢が続く中、平和記念公園を訪れた多くの為政者に被爆の実態に触れていただけた」と振り返り、職員の労をねぎらった。(河野揚、野平慧一)

(2023年12月29日朝刊掲載)

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