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「ホットスタッフフィールド広島」「ユーハイム似島歓迎交流センター」 広島市の2施設 命名権者と契約

 広島市は26日、二つの市施設の命名権取得者との契約締結式をそれぞれ市役所で開いた。

 広島広域公園陸上競技場(安佐南区)は、人材派遣のホットスタッフ広島(同)が取得した。「エディオンスタジアム広島」から11年ぶりに名前が変わり、2024年3月1日に「ホットスタッフフィールド広島」になる。契約期間は6年で、命名権料は年720万円。

 松井一実市長と契約書を交わした清水雅人社長は、J1サンフレッチェ広島の本拠地として親しまれた歴史を振り返り「『ホトフィー』の略称でさらに地域に密着し、親しみのある施設になれば」と期待した。

 もう一つは市似島歓迎交流センター(南区)で、洋菓子製造のユーハイム(神戸市)が24年4月1日から「ユーハイム似島歓迎交流センター」と名付ける。契約期間は5年で、命名権料は年110万円。

 河本英雄社長は松井市長に、第1次世界大戦時にドイツ人捕虜として似島に収容され、日本で初めてバウムクーヘンを焼いた創業者のカール・ユーハイムの逸話を紹介。「かつてお菓子で広島の人々と交流したように平和文化の振興に貢献したい」と話した。(野平慧一)

(2023年12月27日朝刊掲載)

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