帰国後も苦難、共生とは 中国残留邦人 体験から学ぶ 福山で28日
24年1月8日
「中国残留日本人の体験を聞く会」が28日午後1時から、福山市新市町の新市交流館である。終戦時の混乱で旧満州(中国東北部)に取り残され、帰国後も苦難に遭った人たちの体験から共生社会について考える。無料。
大連市で生まれ、中国人の養父母に育てられた岩井梅子さん(広島市西区)が登壇する。50歳で帰国し、つらい日々の中で和紙ちぎり絵に出合い、ちぎり絵を通じて進める日中交流などについて語る。中国帰国者の福祉などについて研究する広島大大学院の河本尚枝准教授(社会福祉学)は「日本人の中国残留と永住帰国後の生きづらさ」と題して講演する。
国策で旧満州に移った満蒙(まんもう)開拓団の動画も上映する。旧満州への移住者をテーマにした写真やパネルも16~28日に展示する。
主催する中国・四国中国帰国者支援・交流センター(広島市南区)は「より多くの方に帰国者の歴史的背景と現状の課題を知ってほしい」と参加を呼びかけている。会への申し込みや問い合わせは同センター☎082(250)0210。
(2024年1月8日朝刊掲載)
大連市で生まれ、中国人の養父母に育てられた岩井梅子さん(広島市西区)が登壇する。50歳で帰国し、つらい日々の中で和紙ちぎり絵に出合い、ちぎり絵を通じて進める日中交流などについて語る。中国帰国者の福祉などについて研究する広島大大学院の河本尚枝准教授(社会福祉学)は「日本人の中国残留と永住帰国後の生きづらさ」と題して講演する。
国策で旧満州に移った満蒙(まんもう)開拓団の動画も上映する。旧満州への移住者をテーマにした写真やパネルも16~28日に展示する。
主催する中国・四国中国帰国者支援・交流センター(広島市南区)は「より多くの方に帰国者の歴史的背景と現状の課題を知ってほしい」と参加を呼びかけている。会への申し込みや問い合わせは同センター☎082(250)0210。
(2024年1月8日朝刊掲載)