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ウクライナ支援へグッズ 倉敷NPO法人販売 止血剤購入費に

 ロシアから侵攻を受けるウクライナを支援しようと、日本とウクライナの文化交流推進団体・NPO法人ユーラシア(倉敷市串田)は、オリジナルのチャリティーグッズ販売に取り組んでいる。売り上げの一部を戦地に送る止血剤の購入費に充て、戦禍に苦しむ現地の人たちをサポートする。

 同法人は、結婚を機にウクライナから同市に移り住んだリリヤ・バビィさん(42)夫妻が中心となって2010年に設立。ウクライナの民族舞踊や伝統料理などを広めるイベントを市内外で開催してきた。

 22年2月にロシアから侵攻を受けた後は、母国に止血剤を送るため、募金活動やチャリティーコンサートを実施。支援の機運をさらに高めたいとチャリティーグッズを企画し、昨春から市内の飲食イベントなどで販売している。

 グッズは、手のひらサイズの編みぐるみ(3千円)、キャラクターをあしらったポーチ(1500円)、大小2サイズのトートバッグ(同)の4種類。いずれも、垂れ耳とつぶらな瞳が特徴的なウサギのオリジナルキャラクターをあしらっている。耳は国旗にちなんで青と黄を左右非対称に配色している。

 同市内の就労継続支援B型事業所「ちゃるびぃ」に製作を依頼。今後はキーホルダーなどラインアップの拡充も検討している。同法人の内山一房副理事長(47)は「幅広い世代にウクライナ侵攻への関心を持ってもらい、支援の輪を広げていきたい」と話している。内山副理事長☎080(5483)1175。

(2024年1月15日朝刊掲載)

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