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マハティール元首相 平和記念式典前日 青少年に非戦語る

■記者 水川恭輔

 マレーシアのマハティール元首相(83)が「原爆の日」の前日、8月5日に広島市中区のアステールプラザで講演する。「次代を担う青少年が世界の平和にどう貢献できるか」をテーマに、市教委などが主催する青少年の国際会議で語る。

 マハティール元首相は福岡県内の講演に招かれて来日。本人の希望で平和記念式典に出席するため5日に広島市に入る。姉妹都市ドイツ・ハノーバー市と「青少年国際平和未来会議」を毎年交互に開催している広島市教委などが、被爆地から平和のメッセージを発信してもらおうと開会式での講演を依頼した。

 元首相は1981年から2003年まで長期政権を維持。05年から非戦を訴えるNGOの会長を務めている。

 同会議は海外8カ国と国内の若者計約60人が8月3日から17日まで被爆地に滞在し、各種イベントで交流する。開会式の講演は午後2時半~3時15分。一般からの参加も受け付ける。無料。市教委育成課Tel082(242)2116。

(2009年7月17日朝刊掲載)

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