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平和大通り 公園化 広島市中区 両側の緑地帯1.5ヘクタール

 広島市は19日、中区の平和大通りの緑地帯の一部を都市公園に位置付けた。「平和大通り公園」としてカフェやステージを常設し、観光客を呼び込む。2024年度に整備を担う事業者を公募する。

 公園になったのは、中央通りと鯉城通りの間の約600メートルにある南北両側の緑地帯約1・5ヘクタール。従来は道路と同じ扱いだったが、公園化により飲食店やイベント用の屋根付きステージ、トイレを設置できる。市は整備と管理運営に民間の資金とノウハウを活用する「パークPFI」を採用し、26年度の利用開始を予定している。

 平和大通りは市中心部を東西に貫く全長約4キロ。うち東端の鶴見橋西側から緑大橋東側まで約2・6キロの緑地帯を順次、公園にする方針。今回の範囲以外では、市が26年度までに休憩広場や遊具を整備する。

 全体の事業費は概算で15億9千万円。市観光政策部は「平和を実感してもらうとともに、都心の回遊を促し、新たなにぎわいを生み出す空間にしたい」としている。(川上裕)

(2024年1月20日朝刊掲載)

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