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ガザ戦闘 即時停戦を 原爆ドーム前 教員ら60人訴え

 イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、即時停戦を求める集いが28日、広島市中区の原爆ドーム前であった。パレスチナ自治区ガザで子どもの犠牲が増え続ける中、県内の教員有志が被爆地から戦争反対の声を上げようと催した。

 賛同した教職員たち約60人が参加した。「子どもたちを守れ‼」などと書かれた横断幕や小型の看板を手に、平和への思いを込めた歌「ねがい」や「ヒロシマのある国で」を合唱した。

 発起人で、市内の中学校教諭山本佳宏さん(51)は「世界中の子どもたちが自分の夢をかなえるために生きられる世の中になってほしいと強く願う」とスピーチ。最後に参加者全員で「傷つく子どもをこれ以上増やすな」と声をそろえた。

 国際非政府組織(NGO)の「セーブ・ザ・チルドレン」によると、昨年10月の戦闘開始以来、ガザの子どもだけで1万人以上が犠牲になっているという。 (平田智士)

(2024年1月29日朝刊掲載)

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