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ネバダデー 核廃絶訴え 平和公園で座り込み

 米国が1951年にネバダ州で初めて核実験をした「ネバダデー」の27日、広島市中区の平和記念公園の原爆慰霊碑前で核兵器廃絶を求める座り込みがあった。被爆者たち55人が核実験の全面禁止を訴え、日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を求めた。

 県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(81)は「世界ではこれまで2千回を超える核実験が実施された。私たちが訴え続けることが大切」と強調。県原水禁の金子哲夫代表委員(75)は「世界中にある核実験場の閉鎖を求めて、広島から声を上げるべきだ」と訴えた。参加者は横断幕を掲げ、約30分間座り込んだ。

 また県原水禁はこの日、西区で総会を開き、8月に予定されている島根原発2号機(松江市)の再稼働を中止するよう島根県や中国電力などに申し入れると決めた。

(2024年1月28日朝刊掲載)

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