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G7に届け 高校生の提言 広島 保健や経済 議論

 6月にイタリアである先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、広島県内の高校生が国際課題について議論する「高校生G7サミット」が27日、広島市南区のホテルであった。保健や経済などに関する政策提言をまとめた。今後、各国の若者が参加する「Y7サミット」を通じてG7首脳に届ける。

 昨年5月の広島サミットの主会場となったグランドプリンスホテル広島に、24校の約60人が集まった。テーマ別に意見を交わし、アイデアを出し合った。

 最後に広島サミットで各国首脳が使用した円卓で、グループごとに発表。「子どもの頃から正しい医療情報を得るため、世界共通の教科書を作る」「発展途上国の経済発展へ指導者を派遣する」などの提案があった。

 広島サミットを契機に国際的な視野を持つ人材を育成しようと、県教委が企画した。県立広島商業高1年渡辺愛依菜さん(16)=安芸区=は「複雑な課題ばかり。各国首脳には目先の課題解決だけにとらわれず、視野を広げて行動してほしい」と求めた。(岩崎新)

(2024年1月28日朝刊掲載)

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