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国際交流奨励賞に2団体 ヒロシマ平和創造基金が選出

 公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡畠鉄也中国新聞社社長)は30日、国境を超えた相互理解や平和のための交流活動を表彰する本年度の「国際交流奨励賞」に、広島県内の2団体を選んだ。

 NPO法人「広島写真保存活用の会」(広島市中区)は、2008年から活動している。松浦康高代表(68)たちが、被爆地広島の歴史や記憶を刻む写真資料の保存や整理、デジタル化を進め、泉美術館(西区)での特別展開催にも取り組んできた。

 「広島平和ミュージカル実行委員会」(中区)は、黒瀬真一郎さん(82)が実行委員長を務める。「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんを題材にした、米ハワイ州の子ども劇団によるミュージカルの広島公演を目指し、19年に結成。コロナ禍を経て、昨年9月に広島市内で3公演を実現した。

 26回目となる今回は、10件の応募があった。3月5日に広島市中区の中国新聞ビルで表彰式があり、表彰状と10万円の奨励金を贈る。(小林可奈)

(2024年1月31日朝刊掲載)

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