被爆2世援護 政治的解決を 西区で全国連絡協が総会
24年2月5日
全国被爆二世団体連絡協議会(二世協)は4日、広島市西区の自治労会館で総会を開いた。国に被爆2世への援護を求める集団訴訟を続けながら、被爆者問題議員懇談会と協力し、政治的解決を目指すと決めた。
全国から約50人が参加。3日に採決した2年間の活動方針に基づいて具体策を協議した。被爆者や2世の救済拡大に向けて昨年5月に発足した被爆者問題議員懇談会との連携を重視。年内にも出そろう福岡、広島高裁の判決を踏まえ、政府に解決を働きかける。
2025年3月に米ニューヨークである核兵器禁止条約の第3回締約国会議への代表団の派遣や被爆3世の組織化も検討する。崎山昇会長(65)は「被爆2世問題の解決を国民的課題に押し上げたい」と話した。
二世協は1988年に結成され、広島や長崎など9都府県の19団体が所属。2年に1回総会を開く。(宮野史康)
(2024年2月5日朝刊掲載)
全国から約50人が参加。3日に採決した2年間の活動方針に基づいて具体策を協議した。被爆者や2世の救済拡大に向けて昨年5月に発足した被爆者問題議員懇談会との連携を重視。年内にも出そろう福岡、広島高裁の判決を踏まえ、政府に解決を働きかける。
2025年3月に米ニューヨークである核兵器禁止条約の第3回締約国会議への代表団の派遣や被爆3世の組織化も検討する。崎山昇会長(65)は「被爆2世問題の解決を国民的課題に押し上げたい」と話した。
二世協は1988年に結成され、広島や長崎など9都府県の19団体が所属。2年に1回総会を開く。(宮野史康)
(2024年2月5日朝刊掲載)