ウクライナに届け 希望願いＣＤ制作 岡山のＫＡＯＲＩさん 避難者と交流
24年2月4日
岡山市のシンガー・ソングライターＯＲｉ―ＺＵＲＵ ＫＡＯＲＩ＝本名田中佳織＝さん（５２）が戦火の続くウクライナへの思いを込めたオリジナル曲「灯―ＴＯＭＯＳＨＩＢＩ」を作った。ＣＤを自主製作し、国内外のウクライナ人家族へ届ける活動を続けている。
ロシアによる侵攻が始まった２０２２年、田中さんは首都キーウ（キエフ）から神戸市に避難していたオルガ・クトバさん（４１）とレブちゃん（３）親子と知り合い、洋服やおもちゃを送るなどの支援を続けてきた。故郷に家族が残っているというオルガさん。激しい戦闘が続く中で次第に元気をなくしていく様子に、田中さんはなんとか励ましたいと「灯」を作ったという。
「国を離れ思う 罪悪感あっても 愛する心があれば 大丈夫」「再び 出逢えると信じて 私の国 生きる ウクライナ」…。母国を離れた人も現地に残った人も、互いに思い合っている。そんな歌詞を紡ぎ、「みんな生きていてほしい、という希望を込めた」と田中さんは語る。
２４日で侵攻から２年になる。岡山県をはじめ中国地方には多くの避難者がいることを知り、県を通じてこれまでに約２００枚を配布してきた。
昨年夏にキーウに戻ったオルガさんにも送り、到着を待つ。田中さんは「『みんなで歌いたい』とオルガさんも希望をつないでくれている。音楽は人の魂にきっと届くと感じている。自分の大切な人を思いながら多くの人に聞いてほしい」と願う。
ＣＤは１２２０円。売り上げは避難者への郵送費などに充てる。注文はホームページから。アドレスｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｏｒｉ－ｚｕｒｕ．ｎｅｔ／（山本真帆）
（２０２４年２月４日朝刊掲載）
ロシアによる侵攻が始まった２０２２年、田中さんは首都キーウ（キエフ）から神戸市に避難していたオルガ・クトバさん（４１）とレブちゃん（３）親子と知り合い、洋服やおもちゃを送るなどの支援を続けてきた。故郷に家族が残っているというオルガさん。激しい戦闘が続く中で次第に元気をなくしていく様子に、田中さんはなんとか励ましたいと「灯」を作ったという。
「国を離れ思う 罪悪感あっても 愛する心があれば 大丈夫」「再び 出逢えると信じて 私の国 生きる ウクライナ」…。母国を離れた人も現地に残った人も、互いに思い合っている。そんな歌詞を紡ぎ、「みんな生きていてほしい、という希望を込めた」と田中さんは語る。
２４日で侵攻から２年になる。岡山県をはじめ中国地方には多くの避難者がいることを知り、県を通じてこれまでに約２００枚を配布してきた。
昨年夏にキーウに戻ったオルガさんにも送り、到着を待つ。田中さんは「『みんなで歌いたい』とオルガさんも希望をつないでくれている。音楽は人の魂にきっと届くと感じている。自分の大切な人を思いながら多くの人に聞いてほしい」と願う。
ＣＤは１２２０円。売り上げは避難者への郵送費などに充てる。注文はホームページから。アドレスｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｏｒｉ－ｚｕｒｕ．ｎｅｔ／（山本真帆）
（２０２４年２月４日朝刊掲載）
