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平和活動 若者巻き込むには 広島で研修 全国の市職員 アイデア発表

 広島市での平和首長会議(会長・松井一実市長)の研修で、国内加盟市の若手職員19人が同世代の関心を引く平和活動について考え、2日、広島国際会議場(中区)で発表した。各市の取り組みに生かす。

 北海道北広島市や鹿児島市など19市の各1人が1月31日から研修に参加。4班に分かれてアイデアをまとめた。長崎市の橋村拓磨さん(29)の班は、被爆や戦争の体験講話を5分間の短編にまとめる動画コンテストを提案。「短い動画で若年層に興味を持ってもらう入り口にしたい」と訴えた。

 ほかにスマートフォンのカメラを使って被爆地訪問を疑似体験したり、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で情報発信したりする案があった。講評した松井市長は「『同じ思いを誰にもさせたくない』という被爆者のために各都市で取り組んでほしい」と呼びかけた。(頼金育美)

(2024年2月3日朝刊掲載)

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