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米軍の空中給油 国などに確認へ 浜田市などの協議会

 島根県西部5市町でつくる米軍機騒音等対策協議会は13日、浜田市で総会を開いた。同市上空で米軍機が空中給油しているとみられる様子の写真が撮影されたことを受け、国などへ事実確認を求める方針を確認した。

 副会長の石橋良治・邑南町長が「空中給油は甲府市でもあり、繰り返されていると思う。事実関係をはっきりさせた上で抗議していく必要がある」と主張。会長の久保田章市・浜田市長も「空中給油は危険を伴い、事故も起きている。やめてほしいと言うべきだと考えており、まずは事実確認したい」と述べた。

 事務局は中国四国防衛局に問い合わせた結果を報告。「米軍機の個々の運用は承知しておらず、回答は難しい」「空中給油は予防措置や安全手順に従って行っている(と理解している)」などと返答を受けたと説明した。

 総会では、2023年に13カ所の測定器で「騒がしい街頭」に相当する70デシベル以上の米軍機の騒音を1851回記録したと報告。これまでで2番目に多いとした。協議会は5月をめどに、国へ要望書を提出する。(黒田健太郎)

(2024年2月14日朝刊掲載)

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