沈黙の理由問う 広島市に質問状 ガザ侵攻巡り市民団体
24年2月14日
イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻に抗議している市民団体「広島パレスチナともしび連帯共同体」は13日、広島市の松井一実市長と市議会の母谷龍典議長宛ての公開質問状を出した。ロシアによるウクライナ侵攻時と異なり、市や市議会による声明、決議がないとして「どうして沈黙が続いているのか」と訴えている。
質問は、侵攻はジェノサイド(民族大量虐殺)との認識か▽ウクライナ侵攻と対応に差があるのはなぜか▽核兵器保有国による核問題との認識か―など5項目。20日までに回答するよう求めた。
団体は質問状を提出後に市役所で記者会見し、ユダヤ系米国人の市立大大学院生レベッカマリア・ゴールドシュミットさん(37)=安佐南区=は「広島は、核兵器の使用は許されないと警告すべきだ」と語った。
2022年2月のウクライナ侵攻開始時には、3月に松井市長が会長を務める平和首長会議が停戦を求めるメッセージを出し、市議会も抗議の決議をした。
(2024年2月14日朝刊掲載)
質問は、侵攻はジェノサイド(民族大量虐殺)との認識か▽ウクライナ侵攻と対応に差があるのはなぜか▽核兵器保有国による核問題との認識か―など5項目。20日までに回答するよう求めた。
団体は質問状を提出後に市役所で記者会見し、ユダヤ系米国人の市立大大学院生レベッカマリア・ゴールドシュミットさん(37)=安佐南区=は「広島は、核兵器の使用は許されないと警告すべきだ」と語った。
2022年2月のウクライナ侵攻開始時には、3月に松井市長が会長を務める平和首長会議が停戦を求めるメッセージを出し、市議会も抗議の決議をした。
(2024年2月14日朝刊掲載)